マグネシウムの体中での挙動
最終更新日時 : 2025.01.10
身体中のマグネシウムの うち骨のなかに50-60%含まれており、筋肉中が20%である。
マグネシウムについても骨が貯蔵庫 となっており、マグネシウムが欠乏すると骨からマグネシウムが遊離され利用される。
マグネシウム欠乏の症状の主要なものは神経・精神障害と循環器障害である。
神経症状としては神経過敏症、振戦(筋肉の不随意的なふるえ)、テタニー、クボスティック徴候(Chvostek phenomenon、耳たぶと口角を結ぶ線の中点を叩くと眼の周囲と頬の筋肉が収縮する現象、神経の異常興奮をしめす徴候)な どが認められる。精神症状は抑うつ症、妄想,不安感,興奮,錯乱などが見られる。
循環器障害は不整脈で,期外収縮,頻脈,心室性細動が起こる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mukimate1994/1/252/1_252_420/_pdf