血液中のマグネシウム濃度が低いとあらわれる症状
最終更新日時 : 2025.01.06
低マグネシウム血症の症状には、吐き気、嘔吐、眠気、脱力、人格の変化、筋肉のけいれん、振戦、食欲不振などがあります。重度の低マグネシウム血症では、けいれん発作が起こることがあり、特に小児でよくみられます。
マグネシウム濃度の低下は一般に、飢餓状、また最も多い摂取量が少ない場合など、腸から正常に栄養素を吸収できない(吸収不良)場合に発生します。しかし、腎臓や腸から過量のマグネシウムが排出されることで低マグネシウム血症が生じることもあります。
症状が現れたとき、もしくは低マグネシウム血症が持続するときは、マグネシウムを経口で投与します。アルコール依存症の患者には通常、マグネシウムを投与します。
マグネシウム濃度が非常に低く、重度の症状が起きている場合や、口からマグネシウムを摂取できない場合は、筋肉または静脈内に注射で投与します。
体調不良だけではなく、人格にも変化が出てしまうこともあります。
適切な量のマグネシウムは必ず摂取しましょう。