アトピー性皮膚炎とマグネシウムについて
最終更新日時 : 2025.01.06
マグネシウムでセラミドを増やすことで、アトピー性皮膚炎の症状を軽減できます。
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
アトピー性皮膚炎では、皮膚の“バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることが分かっています。そのため、外から抗原や刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こします。
また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。
アトピー性皮膚炎の治療として、ステロイドを塗り続ける外用療法しかなく、これで治癒する若しくは軽減されればいいのですが、治癒しないどころか、副作用が避けられないのが現状のようです。
ステロイドを長期間使用すると、皮膚バリアの悪化につながる可能性があり、アトピー性皮膚炎の重要な病因因子と言われています。
さらに、最近の研究では、強力なステロイド塗布による治療が天然保湿因子レベルの低下につながり、長期的には、皮膚の水分補給の低下、抗菌防御の低下、皮膚の炎症状態の悪化につながるが示されています。
肌の角質細胞の間を埋める「細胞間脂質」の50%を占めるのが「セラミド」ですが、
マグネシウムを摂取し増やすことができます。
「セラミド」は水分保持機能を持ち、外部刺激からのバリア機能をサポートしています。
肌の潤いを支えている大切な成分です。