マグネシウムで筋肉痛が抑制され回復やパフォーマンスにプラスの影響
最終更新日時 : 2025.01.06
高強度運動をする人は10~20%程度、マグネシウムを多く摂取し、とくにトレーニングの2時間前に摂取すると、筋肉痛などに対する有用性が期待できるのではないという説があります。
これまで、個人を対象とする研究が多く、アスリートや日頃から激しい運動をする人対象の研究はあまり行われてきていませんが、マグネシウムはそういった方にとっても重要な微量栄養素と考えられています。
2019年の英国と中国の研究者の研究では、普段のマグネシウムの摂取量が少ない9人の男性長距離ランナー(27歳)を対象に、マグネシウム500mgをカプセルで7日間連続摂取した場合、運動誘発性ストレスへの影響があると考えていました。10kmの下り坂走行とランニングを行い、その間に2週間、摂取をしない期間を置いたのですが、結果は、運動後の数日間の血糖値と筋肉痛に有益な効果があることがわかりました。
著者らは、「さらなる研究がもとめられるが、激しい運動をする人は運動をしない人よりも10~20%多い量を摂取し、トレーニングの2時間前にカプセルで摂取することが推奨される。また、オフシーズン中にはマグネシウム推奨摂取量 の範囲内に戻すことが推奨される」と発表しています。
https://translational-medicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12967-024-05434-x