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RESEARCH

マグネシウムが肌バリアを守る

マグネシウムが肌バリアを守る

最終更新日時 : 2024.10.29

マグネシウム(Mg)は細胞内で2番目に多い陽イオンであり、ATPを利用する数百種類の酵素の補助因子として不可欠なイオンです。Mgを肌に塗布することでバリア機能が回復することや、Mgを豊富に含有する海水に浸ることで皮膚の炎症が改善することなどが報告されています。

また、遺伝性の皮膚疾患にマグネシウムトランスポーターの関与が報告されており、皮膚バリア機能の維持においてMgは重要な役割を果たすと考えられます。しかし、Mgの作用メカニズムは大部分が不明です。今回、皮膚表皮細胞のバリア調節因子に着目し、Mgの機能解析を行いました。

その結果、肌バリア機能の維持におけるマグネシウムのメカニズムが明らかになっただけでなく、マグネシウムによって産生されたポリアミンは、紫外線や酸化ストレス障害に対して保護作用をもつことが示された。 医薬品や化粧品としての新たなマグネシウム製品の開発と治療拡大が期待されます。

マグネシウムが肌バリアを守る  

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