マグネシウム不足は心臓病の原因に
最終更新日時 : 2024.12.27
マグネシウムは、緑黄色野菜、豆類、穀物、海藻類、アーモンドやチョコレートなどに多く含まれています。
マグネシウムの必要摂取量は、成人で1日300mgですが、実際に摂取している量は200~250mgで、不足しています。
マグネシウムは、加熱や精製、食品の加工の過程で80%も失われてしまいます。
また、カルシウムの取り過ぎも、マグネシウムの不足を引き起こします。重量比として、カルシウム2に対し、マグネシウムは1以下が理想的です。
マグネシウムには、カルシウムが血管や組織に沈着するのを防ぐはたらきがあります。十分に取れば、高血圧を予防できる可能性があります。
また、筋肉をし緩させる作用があるとされています。手や足の脱力感やこむら返り、凝り、痛みなどは、マグネシウムの不足から起きることがあります。
マグネシウムが欠乏すると、心臓障害を起こしやすく、突然死とも関係があるといわれています。突然死した人の冠動脈には、マグネシウムが非常に少なくなっているのが分かっています。
慢性的にマグネシウムが不足すると、血管の狭さくが起きて、虚血性心臓病を誘引すると考えられています。
https://www.health.ne.jp/library/detail?slug=hcl_0300_w0301039&doorSlug=heart