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マグネシウムとは?

マグネシウムとカルシウムは「ブラザーイオン」

マグネシウムとカルシウムは「ブラザーイオン」

ブラザーイオンとは

ブラザーイオンとは、体を組織している細胞の内側と外側に存在しているミネラルのペアを指します。
細胞の内側には「カリウムとマグネシウム」が多く存在しています。
これらのミネラルは、お互いに協力しながら血圧や心臓の動き、神経や筋肉の動きなどを調節しているため、体の機能を維持するためにも、それぞれのミネラルがバランスよく存在していることが重要です。
このバランスが崩れると、様々な不調や病気に繋がる可能性があるため、日々の食事や生活習慣に気を付けたり、バランスを意識的に改善することが大切です。

マグネシウムとカルシウム

マグネシウムとカルシウムは、骨や筋肉の働きに必要なミネラルのペアです。
この2つが連携することで筋肉が収縮でき、カルシウムは骨の強度や収縮に、マグネシウムは骨の弾力や筋肉の弛緩に関係します。
摂取比率は「カルシウム2:マグネシウム1」が理想とされており、カルシウムを過剰に摂るとマグネシウムの吸収や排泄に悪影響を及ぼし、マグネシウム不足に繋がる可能性があります。
マグネシウムは、全ての細胞に存在し、約300種類もの酵素の働きを助けているため不足すると筋肉の痙攣や高血圧、イライラなどの様々な症状を引き起こすこともあります。
カルシウムは乳製品や小魚、緑黄色野菜などに多く含まれており、マグネシウムは海藻類、大豆や落花生、アーモンドや胡麻などの摂取しやすい食品に含まれています。
これらの食品をバランスよく摂ることは摂取量を増やすことに繋がります。
体のバランスを整えるために大切なミネラルなので、意識してバランスよく摂りましょう。

カルシウムとマグネシウムの関係

人の体は約60兆個の細胞からできており、1つひとつの細胞の内側と外側にマグネシウムとカルシウムが均一の割合で存在することで血管の緊張性を維持できたり、心臓がきちんと動くことができます。

血管の緊張性とは?

血管の緊張性とは、血管の収縮や拡張の程度を指します。
血管が緊張状態になると、交感神経が優位になることで血管が収縮して血圧が上がります。
血管がリラックス状態になると、血管が拡張して血圧が下がります。
また、寒暖差のストレスや寒冷時には血管が収縮して血圧が上昇し、体が温まると血管が拡張して血圧が下がります。

マグネシウムとカルシウムはお互いに作用することで骨の健康、筋肉や神経の働きの調整、心臓や血液の機能の維持など、体の様々な機能に影響を与えます。

例えば、カルシウムは筋肉を収縮させるのに対して、マグネシウムは筋肉を弛緩させる働きを持ち、片方が増えると片方が減るという拮抗した関係にあります。
マグネシウムは発汗により日常的に多く失われやすく、2つミネラルのバランスはとても崩れやすいです。
特に運動後の筋肉においては、カルシウムの方が多く存在することで筋肉の収縮が過剰に起きやすく、「足が攣る(つる)」症状や「こむら返り」という現象になって表れます。

マグネシウムの不足時には備蓄してある骨から血液中に溶け出すことで補おうとしますが、カルシウムも一緒に溶け出すことがあるので日常的にマグネシウムを多く摂取することが必要です。

カルシウムとマグネシウムの理想値は1:1

2つの摂取比率は「カルシウム2:マグネシウム1」とする文献が多いですが、「1:1」が良いのではないか、など、様々な意見があります。
一般的に理想とされる「2:1」の比率は、骨や筋肉、血管などの機能を最適に保つために必要な量のバランスを反映していますが、2つのミネラルが協調して働くことを考えると「1:1」の比率は理にかなっていると言えます。

現代人は牛乳や乳製品などからカルシウムを日常的に摂取する一方で、食の半欧米化によりマグネシウムが不足しがちです。
場合によっては比率が「3:1」になるなど、バランスが崩れてしまい健康リスクを高める可能性もあります。

マグネシウムは摂取しないことでの不足に加えて、カルシウムを過剰に摂取することでの不足、ストレスやアルコールの過剰摂取による不足など、とにかく不足しがちです。

理想的な比率を「1:1」に近づけるためには、日々の食事内容を見直すことと、食事では補えきれないマグネシウムをサプリメントなどから補うことが大切です。

ブラザーイオンと交感神経・副交感神経との関係

ブラザーイオンは、神経細胞の興奮や抑制を調節するなど、神経伝達に重要な役割を果たしています。
自律神経は、ホメオスタシス(恒常性)といって環境や身体の状況、体の外部刺激や内部刺激などに対して一定を保つために非常に重要な機能です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があり、交感神経は身体を活動的にするために働くアクセルの役割、副交感神経は身体をリラックスさせるために働くブレーキの役割を果たしています。
体内の全ての臓器は交感神経と副交感神経の支配下にあるため、2つの神経は体の様々な変化に影響を与えています。
例えば、運動時に心拍数が増え、血管が収縮し、血圧が上がるのは交感神経の働きによるものです。
家でリラックスしているときには心拍数が減り、血管が緩み、血圧が下がりますが副交感神経が働くことでブレーキを掛けているのです。
このように、人の体は2つの神経が交互に働くことで調整されており、ブラザーイオンはこの2つの神経のバランスを調整することで体の様々な機能をコントロールしています。

ブラザーイオンのバランスが崩れると

ブラザーイオンのバランスが崩れるということは、交感神経と副交感神経の働きがうまく調整されないということです。
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、例えば、リラックスしたい時に交感神経が過剰に働いてしまい、心拍数や血圧が上がり、緊張や不安を感じやすくなります。
逆に、活動したい時に副交感神経が過剰に働いてしまうと、心拍数や血圧が下がり、眠気や倦怠感を感じやすくなります。
このように、ブラザーイオンのバランスが崩れると、交感神経や副交感神経のバランスも崩れてしまい、心身の不調に繋がる可能性があります。
ブラザーイオンのバランスを整えるためには、規則正しい生活やストレスのコントロール、適度な運動などが大切です。

マグネシウムには交感神経を抑制する働きがあることから、神経系にとって「自然の精神安定剤」とされており、筋肉をリラックスさせたり、興奮や不安感を低減する効果、最近では鬱状態や鬱病に関しても良い効果を発揮することが分かってきています。
心身の健康のためにも、日々の暮らしにマグネシウムをうまく取り入れましょう。

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