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体に不可欠なマグネシウムの働き・効果とは?摂取する重要性や多く含む食品を解説

マグネシウムの効果 マグネシウムとは

体に不可欠なマグネシウムの働き・効果とは?摂取する重要性や多く含む食品を解説

最終更新日時 : 2025.02.20

マグネシウムを摂取する重要性と体を動かす仕組みを詳しく解説します。

マグネシウムには骨を構成する力があり、不足すると骨折のリスクまで高まります。それだけではなく、体内で起こる酵素反応や代謝機能時にも必要な働きもするので、神経、筋肉の収縮、ホルモン分泌などにも影響する非常に必要不可欠な物質です。

ヒトの体を動かす大切なエネルギー”ATP”

ヒトが体を動かすには大切なエネルギーがあります。大きく分けて3種類あり、「ATPーCP系」「解糖系(乳酸系)」「有酸素系」があります。種類や運動する時間、強度により発揮力は変動し、筋内にある“ATP”の数値は高くないため、継続して体を動かすためには再度“ATP”の再合成や産生が必須になります。

マグネシウムとATP生産の切っても切れない関係性

マグネシウムは実は体内のほぼ全ての酵素反応に必要な物質です。その中でもエネルギー産生の時に深く関与しています。

その時に必要な糖代謝は、ブドウ糖を代謝することにより“ATP”が出来ます。この時も、酵素反応をするのでマグネシウムが重要な物質になります。ですので、マグネシウムが不足してしまうと、エネルギー産生が減り、肥満が増え、筋肉の働きが低下してしまいます。

マグネシウムの働き

マグネシウムには身体にとって重要な数多くの働きがあります。下記にて一つずつ解説していきます。

骨や歯の成長や強化

マグネシウムは、骨や歯の中にも含まれています。
歯と言ったら「カルシウム」を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

実はカルシウムだけではなく、マグネシウムも含まれています。マグネシウムは骨や歯の強化だけではなく細胞にも働きかけ、骨の中に必要なカルシウム量を調整しています。
ですので、カルシウムをたくさん摂っても、マグネシウム不足になってしまうと骨の形成に影響を受けてしまいます。

またマグネシウムの不足が続くと、骨粗鬆症にも影響している可能性があることも証明されています。積極的に摂取したいミネラルですね。

酵素の働きを手助けする

体内に存在する300種類以上の酵素にマグネシウムは働きかけてくれます。

体を動かす時、エネルギーを産生する過程で、数多くの酵素が関わります。

特に、炭水化物からエネルギーをつくり、出すときにマグネシウムが必要になります。
マグネシウム不足になってしまうとエネルギーにならず、効率良く生体活動ができなくなります。

神経情報の伝達

マグネシウムは神経の興奮を抑える働きにより、神経情報の伝達を正常に保ち、精神状態を安定に保つ働きがあります。

その他にもタンパク質、DNAなどの合成を助けます。
体温の調整や血圧なども正常に保つ役割もしてくれます。

非常にたくさんの効能があり、必要不可欠なミネラルですね。

筋収縮の制御・血管拡張作用

筋肉はカルシウムの働きにより収縮していますが、マグネシウムの働きには、筋収縮の抑制があり、カルシウムの働きを抑制させ筋肉を緩める働きがあります。
血管内の筋肉も緩めることにより、血管を柔軟に保ち拡張し血圧の調整もしてくれます。

マグネシウムの効果

マグネシウムには非常にたくさんの効果があります。段落ごとに分けてご紹介します。

1.運動パフォーマンスを向上させる

マグネシウムは筋収縮の抑制効果があるため、筋けいれんを防いだり、運動パフォーマンスを向上させることが証明されています。これは科学的な裏付けもあり、あるバレーボール選手25名を対象とした調査で、1日350mgのマグネシウムを摂取した選手のジャンプ力がプラセボ薬を摂取した選手よりも高かった。

また、女性2500名を対象とした研究結果もあり、マグネシウムの摂取量が多い女性は、少ない女性に比べて、筋量と筋力が優れていることが証明されています。

2.心臓の健康によい

マグネシウムには、血管を柔軟に保ち拡張し血圧を調整してくれる作用があるところから、心拍数を安定させる効果があるそうです。心房細動と高血圧にも有効です。

マグネシウムのサプリメントには、特にマグネシウム不足の人の心疾患の危険因子(悪玉コレステロール値や善玉コレステロール値など血圧)を改善させます。

3.うつ病の予防になる

マグネシウムには脳内の一部の細胞から過剰な刺激やダメージを守ってくれます。マグネシウム不足の65歳以下の成人は非常にうつ病になりやすく、マグネシウムの摂取量がもっとも低い人たちはうつ病発症リスクが通常よりも22%高いことが示されています。

4.不安を感じにくくなる

マグネシウムの摂取量が多い人は、うつ病発症リスクだけではなく不安リスクも低いことが証明されています。マグネシウムが不足することによって「ストレスレベルが高くなり、更にそこから不安を引き起こす可能性もあるそうです。
よって、マグネシウムを摂取することによりコルチゾール値が下がり、GABA(ガンマアミノ酪酸)値が高くなるので不安が減ると考えられます。

5.炎症を抑える

マグネシウムには、免疫系強化に役立つ活性型ビタミンDの産生も助けます。そこからマグネシウムには間接的な炎症抑制作用があるといいます。

6.睡眠の質の改善に役立つ

マグネシウムには、心身をリラックスさせ、睡眠に役立つ可能性があります。不眠症の成人151名を対象にした研究では、マグネシウムのサプリメントを摂取した人は、しなかった人より眠りにつくのが17分早い結果が証明されています。

マグネシウム不足が招く様々な症状とは

マグネシウム不足は様々な症状を招きます。どんな症状を招くのでしょうか。

マグネシウムは骨や血圧の安定にも深く関わっているのでマグネシウム 不足になってしまうと働きが低下し、様々な不調が伴います。

初期段階では血流の量が大幅に低下し、脳に適正な酸素量が届かず記憶力や勉強時の集中力の低下。人によっては貧血になりかねません。

もっとマグネシウム不足が深刻になってしまうと心筋梗塞、動脈硬化など生活習慣病発症にまでも関わってしまいます。

一般的に疲れやすい、イライラする、不眠や頭痛、代謝が悪く太りやすい症状もマグネシウム不足からとも言われています。

マグネシウム不足を補うのに最適な食品をご紹介します

マグネシウムは、海藻などの藻類に多く含まれています。また、魚介類種実類にも豊富です。
海藻が魚介類が良いと分かっていても意識をしないと食事に取り入れるのは大変ですよね。

この冬に誰でも簡単にマグネシウムを摂取出来るレシピを簡単に紹介いたします。

海藻のサラダ

用意するのは【ひじき、豆腐一丁、ポン酢、油】(分量はお好みで)

  1. ひじきは沸騰に入れ、戻しペーパーなどを使用し水分をよく切ります。
  2. そこに豆腐を入れヘラなどを使用し一口大にほぐします。
  3. 最後にポン酢、油をお好みの味に調整し出来が上がり。

しらすの卵焼き

用意するのは【卵3個、出汁パック、しらす、塩】

  1. まずお出汁をとるため、お湯を沸かし出汁パックを入れます。
  2. 1を冷ましている間に卵を攪拌し、塩をひとつまみ
  3. 最後に1と、しらすを合わせ熱したフライパンで焼き上げる。

少しの工夫でマグネシウムを摂取することが出来るので積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

マグネシウム にはカルシウムの機能を上げるのだけではなく骨や血圧の安定にも深く関わり、非常に多くの機能を正常にしてくれます。

食材では海藻類、魚介類に多く含まれ、非常に使いやすいです食材です、だからこそ、いつもの食事にほんの少しの意識で積極的に取り入れてみてくださいね。

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